1987 年に始まった、古川らしい町並みや自然に調和した建物を表彰する「古川町景観デザイン賞」は、これまでに計184の物件が受賞しています。
基本的に新築物件を対象としているため、建て替えのときに在来工法の家を選択する動機付けとなり、結果的に整然とした町並みの維持にもつながっています。
また、この年、昔の生活用具の展示した郷土民芸館が開館しましたが、これは、郷土を改めて見直そうとする動きであり、このような取り組みが、後に「古川町景観基本計画」の策定、「飛騨古川ふるさと景観条例」の制定、「修景保全に関する助成金制度」の創設など様々な景観保全事業に繋がりました。